白神ももこブログ
2021年。

2021年、明けましておめでとうございます。

いつもお世話になっている方々、ありがとうございます。

2020年はてんやわんやで、丁寧どころかバタバタと過ごしてしまいました。

今年はきちんとやって来たことを記録していきたいと考えています。

少しずつ。記録することがとても苦手ではありますが、それでも見えるようにしていかなければどんどん風化していってしまう、コロナもあってそう思いました。

特に、昨年の年明けにキラリふじみで行った『幻想曲』などはコロナ禍の今、、ほぼ幻想となってしまったように思います。もうあのような作品は作れないかもしれない、と思っていると暢気な私でも危機感を覚えました。

私の作品は売れるようなものではなく、再演もいつも難しいものです。

先日の『幻想曲』、モモンガ・コンプレックス『わたしたちは、そろっている。』は恐らく再演が難しい作品です。

なので、この作品を近々しっかり振りかえってここに記しておきたいと考えています。

というわけで、本年もどうかどうかよろしくお願いいたします。

白神ももこ

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撮影:キラリふじみ・ダンスカフェ スペシャルコラボレーション『幻想曲』富士見市民文化会館キラリふじみマルチホール ©Miura Mariko

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Festival/Tokyo20 『わたしたちは、そろっている。』東京芸術劇場シアターイースト©Miura Mariko

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1月のこと

2019年になってすぐは、群馬の富岡製糸場へ行きました。
昔いろいろ調べていた野麦峠の女工哀史とはちょっと違って、お嬢さんたちが研修も兼ねて来ていたようで、設備が整っていたし、莫大な国家予算が投入されていたのを感じたり、義妹と繭石鹸買ったりした。

5日からは京都の芸術センターで岡崎藝術座の公演の準備。新年早々アサード(アルゼンチンなどのバーベキュー)を試して沢山牛肉を食べた。久しぶりに(ま、本郷でも立ち合ったが)関わる神里雄大だったが、南米を通して世界や現在や人間を見つめる視点はさすがであった。し、以前鰰の時より遅刻もしないし喧嘩もしなかったので(ま、それが普通なんですけど)お互い成長したみたいだ。

その後豊橋、キラリふじみダンスカフェなどありつつ、再び京都でリハーサルに立ち合い、無事に幕が開けたのを見届けてから、モモンガ・コンプレックスのリハーサル。11月からこつこつと始めていたものの、年明けでは初。
桐朋学園の『どんどこどん』(1月25日〜28日)の振付もあったり、SAKA-SAMAというアイドルの『世界』(Falsettosのmiukoちゃん作曲)に振り付けたのを見届けたり、といろいろ。
『どんどこどん』は志賀廣太郎さん演出の専攻生修了公演でもあり、とても良かった。自分の言葉で話すこと、個人が尊重されることについての大切さ、学校だから教育だからこその守られている個人がこのあとどうなるのか、エールとともに世の中の厳しさも思う。

そんな中でしたが、印象的だったのは、沖縄に行きまして、組踊を観に行ったのは私の中でかなりの収穫でした。
松本の土屋さんのススメで電照菊を眺めたり、琉歌のワークショップ(8886)を受けたり。組踊は新作の『スイミー』(子どもたち)、古典『ニ童敵討』、『さるかに合戦』を観ました。組踊は外交のためにできた芸能で、中国と本土の間にいた琉球という国のしたたかさと持ち前の明るさを感じることができて、新作もその要素を受け継いで色々な地方から来た登場人物が力を合わせましょう、という展開でとても良かったです。
電照菊
電照菊↑
まだまとめきれないが、民衆のしたたかさと明るさというのは民謡の中にも隠されていて、一昨年訪れた香川県のひょうげ祭りのことも思い出しました。
色々な現場で沢山吸収させていただきつつ、さてさて、3月はいよいよモモンガ・コンプレックスの『となりの誰か、向こうの何か。』@若葉町WHARFです。稽古も大詰めに。楽しい。
公演情報はこちらです!!!
写真は新年リハの時の各地のお土産いっぱいの図。
モモコンリハの様子

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2018年のメモ

急いで今年をメモ。細かい振付演目やワークショップなどはすみません、少々割愛。。。

2月2〜6日
ダンス!!!30sシアターコレクション
『ウォールフラワーズ。』(再演)、『勘違いの庭。』(新作)@こまばアゴラ劇場

3月22日〜25日
キラリふじみ×東南アジア=舞台芸術コラボレーション
『หลังเขา ランカオ-私たちの森 』
かけがえのない人たちとの創作。

4月28日〜29日
久留米シティプラザ 『ふしぎのくにのびよよよーん』びよよよん姫にしてもらった。長峰麻貴さんの素敵なゴム空間で踊れてたのしかった。

5月19日〜20日
日本女子体育大学ダンス・プロデュース研究部 ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん 『アースさん。』@あうるすぽっと 意外と名作となった。

6月2日
キラリふじみダンスカフェ 『病める舞姫』プレビュー

7月24日
d倉庫 『土方巽著 病める舞姫を上演する』かんきつトリオで。

8月17日18日
急な坂スタジオ ようかいワークショップ 木ノ下先生と泉秀樹とのコラボワークショップ とてもためになった。
あと5月にワークショップした演じるシニア観れてよかった。

9月6日〜9日
モモンガ・コンプレックス ワークインプログレス
『となりの誰か、向こうの何か。』@森下スタジオ
考えさせられた。厳しいことに立ち向かう姿勢は逃げずにいたいと感じた。

9月16日
パル多摩フェス『勘違いの庭。』北川さんに怪我をさせてしまい、もしかしたら自分だったかもしれない、、と思った。ユウちゃんを応援して行きたい。

9月23日
遊佐未森さんの30th Anniversary コンサートに夕田さんと出演。

10月8日
DNAに出演。
10月20日 キラリふじみダンスカフェ『となりの誰か、向こうの何か。』

11月5〜12日
APAF参加。これからの自分への試練。本当に、ちゃんと考察するクセをつけたい。
11月13日〜15日、21日〜23日
まつもと市民芸術館 演劇工場NEXT 意外と大切な時間を過ごした。チャオバンビーニも全力だった。

17日に仙台のツキイチWSも結講思い出深い、久しぶりの出会いやこれからの生き方を考えさせられたという点で。

11月20日
府中市の某保育園にて『あわあわあわあ。』朝早かった。

11月30日〜12月2日
岡崎藝術座のレクチャーパフォーマンス。衣装?

12月8日
吉祥寺ファミリーシアター モモンガ・コンプレックス『あわあわあわあ。』@吉祥寺シアター 結講良い作品に仕上がったな、という印象。

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10月思い出し、いろいろ

10月、いろいろあったと思って自分のために思い返す。
メモ程度なので、特になんでもないです。
10月6日、13日に神奈川県のかなっくホール企画で小学生と老人福祉施設に出向いて60分のワークショップをしてくる(一緒に踊る)をやってきました。要介護2からのお年寄り30人を相手に子どもたちは頑張った。
普段、そんなにおじいちゃんおばあちゃんに会わないから、感想で「今日のおじいちゃんおばあちゃんは怖かったです。」と書いている子もいて(個人差もあった)、そうだよな、ビビるよな、と思ったりした。普段会わない人に会うのはやっぱり怖いからこういうのは時間がかかると思った。でもこの経験は後々きっと役に立つ気がしている。

10月7日Dance New Airの屋外パフォーマンス出演。
10月1日に下見件現地リハののち。朝からダンス保育園とか盛りだくさんのワールド北青山ビル。大好きな元キノコの芽実ちゃんや茶木さんが出てたのと、木綿ちゃんが出ててモモコンやめてから木綿ちゃんのダンスが観れてとっても良かった。あと、子どもができたこれも元キノコで2014年のTogetherさ。に出てくれた岡ちゃんが踊っていて、それも胸熱でモモコンで今一緒に踊ってくれてるみつるもいてなんか時の流れとか色んなものが相まって感動的なすてきな一日だった。お天気もよすぎるくらい暑くて、キラキラだった。
ダンスニューエアー集合
10月20日には、キラリふじみダンスカフェで9月にやったワークインプログレスの『となりの誰か、向こうの何か。』をリメイク。というより、出演者も少なかったのでモチーフは一緒で大分かわった。北川さんが怪我をしているのでできる形で関わったり。
結果的には、9月のワークインよりも更に良いものになった気がしている。
戯曲にとらわれすぎてた感が9月にはあったのだが、キラリふじみの環境のせいか、そこを飛び抜けて行けた気がする。
あと、なぜだか最近いつも大雨になって今回は奇跡的に外に出た時に稲妻が。。。フラッシュダンスが映えた。

10月15日には富士見市長と面談も。多田さんと田上と館長、副館長と一緒に。多田さんがいままでやってきたことも本当にじわじわ最近思う。

10月17日は、キレなかった14才りたーんずのメンツと呑んだ。が、入れ替わりで全員集合はなかった。篠田の近況がいつも刺激的で、尊敬するし大好き。スーパー一般人の私はすごいなって思う。みんな超個性的で変すぎて観察漫画か戯曲書けそうな飲み会だった(書かないけど)。ほんと、みんなやだけど、みんな好き(ツンデレ)。
りたーんず呑み

10月はそして、観劇の月だった。書き出す。
1,DNA 黒田育世さん、スペシャルキャストによる『ラストパイ』3
2,DNA ルーシー・ゲリン『SPLIT』3
3,キラリふじみ×東南アジア舞台芸術コラボレーションvol.2『BEAUTIFUL WATER』5
4,荒雄平 『floor girl』8
5,小林勇輝『Chromosome』8
6,マームとジプシー『書を捨てよ町へ出よう』9
7,宝塚歌劇団花組公演『MESSIAH』『Beautiful Garden』10
8,BLUE TOKYO DNAスペシャルパフォーマンスゲネプロ 10
9,『ゲゲゲの先生へ』前田知大・脚本、演出 11
10,笠井瑞丈×上村なおか 『2×3』12
11,ヌトミック『ワナビーエンド』13
12,芸術祭十月大歌舞伎 夜の部 歌舞伎『宮島のだんまり』『吉野山』『助六曲輪初花桜』15
13,新国立劇場『誤解』17
14,CAT-A-TAC『マリアージュ』21
15,お茶の水女子大学モダンダンス部発表会22
16,『ソウル市民1919』24
17,RAFT オールとコンパス 花上直人 24

というわけで、宝塚歌劇団や歌舞伎からDNAのダンス、小劇場から新国立劇場、色々観ました。
BEAUTIFULWATERは、9月にダンスカフェを観に来てくれたり出演者との交流も事前にあったためかなり楽しめたし、やりたい水族館(みたいなの)すでにやられてて自由に観れる環境が良かった。
宝塚歌劇団のメサイアは最初あまり期待していなかったものの、日本物(時代物)のミュージカルは今や宝塚が一番だと思ったので、これからも日本史からいろいろ取り上げて作って欲しい。ビジュアルや構造にちょっと拒否反応もあるかもしれないけれど、もっと色んな人に観てもらいたいし、もっと宝塚の日本物は評価されるべきだと本当に思っている。(力説)
歌舞伎座は最高でした。7列目。ビバ伝統。吉野山に木ノ下歌舞伎での間野さんの狐忠信を思い出してちょっと涙しました。やはり、受け継がれる良きものに先人との対話を感じるのよね。

で、収穫だったのは、小林勇輝さん。おもしろかったなー。もしかしたら一番面白かったかも。今月観るべきものはこれ、だったな。モモコンの稽古場でもかなり力説してしまった。コスチュームを着ることへの性差別や問題意識は色々あるんだけど、それを滑稽かつ爽快にシンプルに潔く飛び越える感じが痛快で、ダンス、ニュー、エアー、だった。

あと、青年団『ソウル市民1919』は、観て良かった。多分何回か観てるのに、違った印象だったし、浮き彫りにされた差別意識とか顕著に手に取るように分かって、私が成長した(年とった)のか、時代がそうさせているのか。何度観ても発見があるのはすごいことだ。
花上直人さんはかなりファン。もう客席での心の動揺が隠せないくらい何度もしびれた。ああなりたい。スペクタクルは、あんなに小さい宇宙の中でも起こせるんだって思った。

と、いうことでインプットとアウトプットの激しい今月ですが、明日から北海道は札幌に行きます。寒いのかな。。。

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7月に向けて

夏ですね。
6月は2日、キラリふじみダンスカフェにて(今年で三年目!)、7月の『病める舞姫』のためのワークインプログレスを行いました。いろいろやってみる、ことから始まりましたが、ここから更に西井夕紀子さんも混ざってあーだこーだ創作中です。多分真面目なのにふざけた感じになるでしょう。ワークインの様子こちら。Photo by 松本和幸
ダンスカフェ

ダンスカフェ4

ダンスカフェ3

ダンスカフェ5

次の週は、豊橋の小学校と劇場で長峰さんとワークショップしてきました。小学校では私の好きな百鬼夜行の絵から連想する踊りを作りました。

次の週は松本へ、まつもと大歌舞伎を観てきました。街をあげての大歌舞伎と言った感じでとても良かったです。

次の週は、鳥取夏至祭へ、ダンサー的武者修行へ。
3日間、街と触れ合いながら、集まった素晴らしいダンサーや演奏家、パフォーマーの皆さまと即興的に作り上げて行く祭。
普段、影で指揮とってばかりいるので、修行でした。良かったです。

それから、スタジオRADAオープン以来受け持っていた月曜日朝バレエをこの度卒業しました。長年ありがとうございました。7月からはコンテンポラリークラス(月1回)を担当します。7月16日になります。→Studio RADA

昨日、文学座のこどもフェスの体操を振り付けてきました。あんなに爆笑しながら作って良いなんて、なんて懐の深い劇団なのか、、と。素晴らしいです。ありがたいです。

そんなわけで、それ以外はほぼ毎日リハーサルをしています。
7月24日(火)は是非、d倉庫へいらしてください!一夜かぎりです。
そして、かんきつトリオのwebサイトも作りました。
こちらからも予約できます。
どうぞよろしくお願いします。↓↓↓!!!

かんきつトリオwebサイト

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ないこと。

先日、ダンス30s!!!シアターコレクション『ウォールフラワーズ。』とトリプルビル『勘違いの庭。』が無事に終演しました。
寒い中来てくださった皆さまありがとうございました。
何となく、『ウォールフラワーズ。』の当日パンフレットの言葉を載せてみました。

終わってみて思うのは、私にとって『ない』ことはかなりの比重でクリエイティブの源だということを改めて思いました。
モテない、華がない、踊れない、すごくない、できない、くだらない、お金がない、ついてない、若くない、なんかない、、、、
『ない』ことこそが、一人ひとりの個性の浮き立つところで、もちろん、個性がない、というのも立派な個性だな、、と思います。

というわけで、モテない、冴えない、すごくない人たちのダンス『ウォールフラワーズ。』だったのだな、、と。いろいろないけど、沢山拍手をもらうにはどうすれば良いのか、、、とかの発想の転換です。

『勘違いの庭。』はダンスと私はずっと分かり合えない、人もそこまで分かり合えない、というところからの出発点でした。

私にとって、『ない』ことはそこまでネガティブなことではないけれど、この『ない』ことを素敵に表現する言葉をこれからはもう少し探さないとなと思っています。
例えば、『くだらない。』→『たまらなくどうでも良いことだがそのこと自体が豊かで時に勇気を与え得るさま』とか。や、、もっとシンプルに素敵に表現できたらもう少し良いな、と感じる今日この頃。

ちなみに2006年に、ぴっかりというバンドとの作品で『できないことはできません。』というタイトルの作品をやったことがありますが、あのタイトルの精神はずっと心の底にあります。創作だけではなく、キラリふじみダンスカフェなどの企画でも同じことが言えて、劇場としてそこまでのポテンシャルがない場所でできることは何か、、?と考えたアイデアだったりするわけです。
というわけで、次回のダンスカフェは2月24日、太めパフォーマンスのお二人をお呼びしております!
ダンスカフェ

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2017年の振り返り。(どっかしら中略気味)

今年もありがとうございました。
今年は、、
1月木ノ下歌舞伎『隅田川』でソロをやらせていただき、大好きでずっと追いつけないダンサー・振付家のきたまりさんのダンスをずっとひしひしとした肌で観ていることができ、大好きな木ノ下歌舞伎メンバーとR1(ヨーグルトドリンク)と共にいた幸せな年明けでした。まだ、あれは今年だったのか、、と。
3月モモンガ・コンプレックスで『遠くから見ていたのに見えない。』を上演できました。舞台美術家の長峰麻貴さんとの共働は新しい見方ができ、未来席の設置などで幸せな客席でした。
7月は相模原の古民家で子どもたちと踊って、またモモコンメンバーの心強さを感じ、11月はSTスポットの30周年公演のショーケースでやってみたかったことに挑戦しました。振付家としてはまだまだでした。

今年は、ワークショップなどもやらせていただくことが増え、全部は記載できませんが、8月かなっくホールで小学生たちと作品を作り、松本でシアターキャンプに参加したり、色々な場所に連れて行ってもらいました。とりわけ今年は、大学生と出会う機会が多く、ありがたいことに四国学院大学や大阪追手門学院大学の集中講義をやらせていただいたり、F/Tキャンパスでワークショップをさせていただいて約4日間充実した毎日を送ったりして、自分の原点みたいなものを大学生たちと過ごすことで考えるきっかけになりました。

昨年コミュニティダンスのファシリテーター養成講座へ参加したことによって広がったつながりで新しい活動にも参加し始め石川町のカドベヤの活動を知ることもでき、自分にとってのなにかが変わり始めている気がします。

地方に行くことと旅が好きなので、今企画準備中のなんでも民謡化プジロジェクトでお祭りにも沢山いきました。

昨年から引き続き企画コーディネートさせていただいたキラリふじみダンスカフェは、今年もモモコン『パン。』に始まり、小暮香帆さん×やぶくみこさん、んまつーポスさん、荒悠平さん×大石麻央さん、タバマ企画さん、笠井瑞丈さん×松本じろさん、酒井幸菜さん×北川結さんなどに来ていただき、充実したラインナップで良いダンスと良い言葉に出会え本当にありがたいと感じました。2月は、5月に北九州で演出させていただいた太めパフォーマンスのお二人が来ます。

年明けは、2月1日〜こまばアゴラ劇場でダンス30s!!!シアターコレクションでモモンガ・コンプレックスの作品を上演します。特設サイト
1月11日にワークインプロジェクトを企画中です。また、お知らせいたします。
というわけで振り返りでした。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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昨日は、前にモモコンにも何度も参加してくれたダンサーで現代アートでフェスティバルなどにも多く参加しているアーティストの東山佳永さんがやっている、まちの寺子屋にゲストとして参加させていただきました。
まちの寺子屋は、大倉山の住宅地の一角にある素敵な建物の中にあって、小学生が豊かな放課後を過ごせるプログラムとして身体、自然、造形、空間のプロフェッショナルな4人のリーダーの方々と毎月一人ゲストリーダーを招いて遊びながら学んで行くスタイルで毎週2回やっているそうです。
毎月プログラムには共通のテーマがあって、「繋ぐ、結ぶ」とか「選ぶ、置く」とかとても深いワード。
今月は、「解く、許す」だそうで、佳永ちゃんに「自分の欠点をももちゃんの振付で許せるようになってほしい。」との涙ちょちょぎれるオーダーいただきありがたく引き受けたのでした。
15:00過ぎになると、小さなまちの寺子屋にランドセルを背負った子どもたちが次々に「ただいま〜」と来て、隣のカフェのもえさんが作った手作りおやつを食べたり宿題したりしており、夢のような空間が広がっていてまずもうそこに感動してしまったのでした。平和学習についてもきちんとそして分かりやすくアプローチしていて、本当に知的な空間で学ぶところが多かったです。

私には、「すごいなー」と尊敬できる友人が何人もいますが、彼女もそのうちの一人で、世界を自分の目で見つめ、良く考え、新しい仕事を作り出している人だと思いました。

私の動きのワーク。男の子たちが攻撃ごっこ?してたので、それに便乗して離れたところから気だけで白神を倒すゲームを始め、全員でどうやったら白神を倒せるのか会議してもらい、やってもらったりしました。(この会議が真剣すぎて笑う)
その後、寸止めで攻撃されても暖簾に腕押しで笑いながら戻ってくる遊びやアナ雪ごっこ(オリジナル氷おにで氷にされた仲間を助けるために横並びで相手を真似しながら動かす)というのをやりました。
これは、最近私の中で流行っている寄り添うダンスというのから着想があり、横並びでどうやって相手と感じ合えるか、というもので、子どもたちが一生懸命となり合って友だちを解かすときの合わせ方が上手でその優しい感じが泣けました。
最後は、自分の好きな場所と嫌いな場所にシールを貼り、3枚目は友だちの良いところにシールを貼ってそれを見せながら踊りました。みんなとても素敵でした。
注文に答えられたかどうか、、、という感じでしたが、その後も外で新しい氷おにをしてくれて嬉しかったです。

大倉山を後にしてその後は、母校桜美林大学でOPALのダンス公演を観てきました。木佐貫先生の愛を受けて自由にのびのび精一杯踊る後輩たち(誰一人もう知らないのだけど)を観て感動したのでした。
愛のある学び舎に縁のある一日でした。

まちの寺子屋についてはコチラ↓
http://ookurayamakko.blogspot.jp/2016/04/blog-post_15.html

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本

最近、立て続けに本を買っている。
宮崎でんまつーポスと行動して高橋るみ子先生とお話していて、あー、これ大事だなって思って、かつ、やろうとしていることのヒントがありそうで勉強し直そうと思って買った松本千代栄先生の本となんとなくチェコの戯曲ってどんなかな、と思って買った二冊。
一貫してなさそうで、私の中では繋がってると思っているのだけど、どう関係しているのか線で繋ぐなにか、言葉を探している感じ。

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8月のこと

8月の末、まつもと市民芸術館主催のシアターキャンプの講師として長野県上田市にある犀の角というところに滞在しました。
上田は昔旅行で行ったことがあったけど、あまり覚えていなかったのですが、良いところでした。夏だからかな。
串田和美さんとのワークや犀の角のあり方を見て地方で活動することなどや人と人との関わり方とかいろいろ考えた、気がするけど毎日毎日ワークショップやクリエーションでゆったりしてはいたけど盛りだくさんでそれどころでもなかったような気がします。
長年、富士見市のキラリふじみと関わっていることもあり、地域の公共ホールについてとか、[場所]や地域とアーティストとしての関わり方、距離の置き方、良くも悪くも[場所]は人を守ってくれそうでくれないこともあること、そんな中で何かを割り切って行動してきたことなどを考えていました。そして最終的には人とのつながりだということなど。

上田期間中は私以外大御所大先輩講師陣の方々でしたが、打合せなどで私の話もとてもおもしろがって聴いてくださってやりたいように自由にやらせてくださったのがありがたかったです。上田の街をスケッチしに行ったりとにかくのびのびさせてもらえた気がします。

加藤直さんが作詞した『赤鬼と青鬼のタンゴ』で育ったので、カラオケで2回歌っておきました。
あと、スカーレットピンパーネルも歌っておきました。リスペクト。
打合せで先輩方の若い頃の話や揺れ動く社会の中でどう生きてきたか、どんな思いで作品を作っているのか、今をどう見つめているのかを垣間見せていただけたのがとても良かったと思いました。

※写真は最終日に無理矢理バッティングセンターを開けといてもらってバッティングを習っているところ。(バット持って徘徊する老人が若者に呼び止められてる図にしか見えない)

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