先日、ダンス30s!!!シアターコレクション『ウォールフラワーズ。』とトリプルビル『勘違いの庭。』が無事に終演しました。
寒い中来てくださった皆さまありがとうございました。
何となく、『ウォールフラワーズ。』の当日パンフレットの言葉を載せてみました。

終わってみて思うのは、私にとって『ない』ことはかなりの比重でクリエイティブの源だということを改めて思いました。
モテない、華がない、踊れない、すごくない、できない、くだらない、お金がない、ついてない、若くない、なんかない、、、、
『ない』ことこそが、一人ひとりの個性の浮き立つところで、もちろん、個性がない、というのも立派な個性だな、、と思います。

というわけで、モテない、冴えない、すごくない人たちのダンス『ウォールフラワーズ。』だったのだな、、と。いろいろないけど、沢山拍手をもらうにはどうすれば良いのか、、、とかの発想の転換です。

『勘違いの庭。』はダンスと私はずっと分かり合えない、人もそこまで分かり合えない、というところからの出発点でした。

私にとって、『ない』ことはそこまでネガティブなことではないけれど、この『ない』ことを素敵に表現する言葉をこれからはもう少し探さないとなと思っています。
例えば、『くだらない。』→『たまらなくどうでも良いことだがそのこと自体が豊かで時に勇気を与え得るさま』とか。や、、もっとシンプルに素敵に表現できたらもう少し良いな、と感じる今日この頃。

ちなみに2006年に、ぴっかりというバンドとの作品で『できないことはできません。』というタイトルの作品をやったことがありますが、あのタイトルの精神はずっと心の底にあります。創作だけではなく、キラリふじみダンスカフェなどの企画でも同じことが言えて、劇場としてそこまでのポテンシャルがない場所でできることは何か、、?と考えたアイデアだったりするわけです。
というわけで、次回のダンスカフェは2月24日、太めパフォーマンスのお二人をお呼びしております!
ダンスカフェ