前回の日誌担当夕田さんからのバトンタッチをうけ、北川結です。
こんにちは。

最近の稽古場では主に、いよいよ数週間後に迫る舞台美術との出会いに向けて、踊りをつくっては体になじませる作業をしています。
ダンサーが振付家・演出家から振付をいただくというのは、ある種、プレゼントをいただくような、なんだかスペシャルな気分になります。
いただいた直後は嬉しい反面、まだ踊りこなせず、自分の身体と振付との距離が遠く感じもどかしさが溢れます。
いただいた…?いや、一旦預かった(こっちの方がしっくりくるかも!)振付をできる限りの時間をかけせっせと磨き、最終的には踊りや作品の力を観客にお届けする伝書鳩のようになれたらいいなぁと最近は考えています。
つまり、練習あるのみ!

練習と平行して、作品のテーマである【現在】について皆であーだーこーだと掘り下げる作業もしています。どうやら“寄り添う”ということが大事なキーワードのひとつとなりそうです。

今日の稽古でも“寄り添う”ことについて白神さん(演出・振付)から具体的な振付をもらったり、メンバー各々が方法を考えたりしました。
“寄り添う”は“助ける”とは少し違うことであったり、関係や状況で変化していくものなのかもしれない…と様々な発見があります。
“寄り添う”ってなんだかとても絶妙な距離や行動なんだなと改めて感じることができ、
さぁ、モモコンからは一体どんな“寄り添い”が生まれるのでしょう!と、ワクワクしています。
どうなるかな。(お楽しみに!)

北川記
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